GSE(70000形)
GSE (70000形)
箱根に続く時間(とき)を優雅に
走るロマンスカー
車種の特徴
「箱根につづく時間(とき)を優雅に走るロマンスカー」というコンセプトのもと開発された「ロマンスカー・GSE(70000形)」は、2018年3月に就役。
GSEとは、「Graceful Super Express」の略で、「優雅な」という意味を持つ「Graceful」を用いて名付けられました。
最大の魅力は、車内からのダイナミックな眺望。
ロマンスカーの象徴である展望席は、前面窓に大型の1枚ガラスを使用しているほか、先頭車両は荷棚を無くすことでよりダイナミックな眺望と開放的な空間を創出しています。
さらに、車体側面には高さ1mの連続窓を採用。どの座席からでも、車窓を通して沿線の風景を存分にお楽しみいただけます。
車体色は薔薇の色を基調とした「ローズバーミリオン」とし、側面にはロマンスカーの伝統色である「バーミリオンオレンジ」の帯をあしらっています。
GSEの車内限定コンテンツとして「Romancecar Link」を搭載。現在地マップや展望ライブカメラ映像、オリジナル動画などがお楽しみいただけます。
また、ユニバーサルデザインを採用し、どなたにも使いやすい手すりをはじめ、案内用の点字や改良型ハンドル形電動車いす対応のトイレを設置するなど、安心してご利用いただけます。
一般席
ゆとりのある座席に、快適な設備で、
くつろぎのひとときを。
ロマンスカー最大の座面幅となるシートのため、ゆったりとお座りいただけます。また、座席下(一部座席を除く)には荷物収納スペースを確保しており、ご旅行の際に活躍します。
さらに、お客さまのニーズにお応えして、各座席の肘掛部にはコンセントを設置しています。
テーブル | 各シートの肘掛けに収納されており、シートを向かい合わせにしたときも各自テーブルが使えるようになっています。ノートパソコンを置くこともできるサイズなので、ビジネスシーンにも最適です。 |
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シートの回転 | シート側面のレバーを引く事で180°回転することができます。 |
展望席
開放的な車内空間の中で、
ダイナミックな眺望を堪能
展望席前面窓の大型1枚ガラスにより広い視野を実現。
移りゆく風景と一体化していくような感覚をお楽しみいただけます。
座席数
1号車と7号車の車端に、2席+2席を4列(16席)ずつ設置。
展望席のお求めはお早めに。
座席数に限りがあるため、早めにお求めいただくことをおすすめします。
展望席は特別料金なしの一般料金(運賃+特急料金)で乗車できます。
人にやさしい機能と設備
コンセント
ロマンスカーで初めてコンセントを設置。各座席の肘掛部にあり、ノートパソコンの使用やスマートフォンの充電などにご利用いただけます。
テーブル
各座席の肘掛に収納。お食事やお飲み物を楽しめるだけでなく、ノートパソコンも置くことができ、ビジネスシーンなどでもご利用いただけます。
背面収納/座席背面フック
座席背面に、小冊子、ペットボトル、傘、杖などを置くことができます。座席背面フックは3つ設置されており、手元のカバン以外にも手荷物を掛けられるため、便利で快適にご移動いただけます。
足元照明
お客さまを出迎えるデッキには足元照明を設置し、安全な乗り降りをサポートします。
車いす用スペース
車いすのお客さまも安心してご利用いただけるよう、専用のスペースおよび座席を設けています。
ゆったりトイレ
自動で開閉する扉の奥に、手すりを設けた、ゆったり設計のトイレを設置。オストメイト対応をはじめ、ベビーシート、温水洗浄機能付き便座を設置したほか、全てのお客さまが使いやすい設備配置としました。また、改良型ハンドル形電動車いすにも対応しています。
点字つき車内案内や手すり
小さなお子さまからお年寄り、目の不自由な方など、どなたにも使いやすい手すり(点字案内付き)を採用しています。
補助警報音
その音色は、ロマンスカーの歴史
補助警報音とは、ロマンスカーが奏でる警笛のことで、1957年から歴代のロマンスカーに搭載され続け、その愛らしいピーポー音は沿線の人たちの憧れの的でした。
それから、しばらく休止されていましたが、2022年3月に定期運行を終了したVSE(50000形)で復活し、各駅での発車時に聴けるようになりました。MSE(60000形)、GSE(70000形)に搭載されています。
補助警報音